症状 −ストレス−
ストレスの症状についてです。ストレスが溜まると、症状が出ます。小さいサインもありますから、自分自身、大事な人のストレスのサインを見逃さないようにしましょう。ストレスは万病の元と言われますから、放置すれば、いずれは病気になる可能性もあります。
■心の変化
まずは、心の変化です。心の変化は、まだストレスが軽い方ですので、ここで気がつけたら、良いです。よくある変化は、ストレスの元であるものの愚痴から始まります。仕事でしたら仕事の愚痴、個人でしたら、個人への愚痴です。この状態は、愚痴を言っていれば、ストレス解消になるので、ほぼ問題ありません。むしろ、誰でもある状態です。
そして、情緒不安定になることが多いです。急に泣いたり、笑ったり、怒ったりします。仕事が忙しいと、情緒不安定でも、「忙しい人だな」という感想で終わることが多いです。
その後は、不安がるパターンが多いです。何事も不安になる。「あれ大丈夫かな」「これ大丈夫かな」ということが多くなります。病名で言えば、パニック障害、対人恐怖症などもここの分野です。
最後は末期状態です。何事もなかったようにピタッと言わなくなります。「ストレスがなくなったのか?」と一瞬思いますが、逆です。末期ですから、もう何も考えられないのです。もうロボット状態です。言われるがまま、されるがままです。人間には防衛本能があり、ストレスも末期になると、ストレスを感じないように、何も考えないようになるのです。大きな怪我をした時に、沢山血は出ていますが、痛くないのと同じ状態です。本当の末期です。
■体の変化
体の変化はきついです。心の変化とは違い、ストレスの限界から始まります。愚痴だけで収まらなくなったストレスが、体に出ます。慢性疲労症候群と言われる病気が、ほとんどの初期状態です。朝起きれない、常に眠い、疲れが取れないなどは、これが原因です。ですが、最近疲れやすいだけでは、ストレスとは繋がらないことが多いです。ですから、ここでは、まだ気がつかないことが多いです。
次は、体の部分に出ます。胃、頭、腰、足、手など、人それぞれです。私は胃に出ました。消化器官をやられ、消化不良、ご飯を食べれない状態です。頭に出ると頭痛など、腰は腰痛などになります。この状態でしたら、まだ仕事に行けるので、今の状態がなくなれば、と思い働いているのでしょう。私もそんな状態でした。病気が体に出れば、「ストレスかも?」と思う人は多くなります。普段ならない病気だったりするので、気がつくのでしょう。
最終的には、体を壊します。病気が慢性的なものになります。心とは違い、塞ぎこむことはできません。常に体に出たままです。病気が悪化し、入院も考えられます。アルコールに依存などは、よく聞きます。一番怖いのは、心の病と合わさってしまうことです。最終的には、自ら命を絶つこともあります。この状態は、とにかく目を放すことができません。